中途半端人間。

たま〜に、ふと我に帰って 「あれ、自分なにしてんだ?」って思うときがある。

なにしてんだ?っていうより どうしたいんだ?の方が近いかもしれない

そろそろ帰ってくるけど、 高校の友達が、イギリスに留学してる。 単純に羨ましかった。 留学に行くお金が、とか、時間が、とか そういうことじゃなくて お金と時間も顧みないその行動力にシンプルに尊敬した。

1年休学して行けば、仲が良かった友達とは 一緒に卒業することとかはできなくなる。 就職活動だって、勝手が変わるかもしれない。

でも、留学した。

そういう行動力、思い切りの良さは いつも自分にはない。

なにかにつけて常に中の中のところを 必死に守ってきてた気がする。 波風立てないように、他人からはみ出ないように、でも地味ではいたくなくて、どこかは人と違ったところを持っていたい。

そういう果てしない矛盾を抱えていたら なににも秀でないどこまでも中途半端人間がうまれた

器用貧乏。本当に器用貧乏。

もう就職活動も終わったけど、 改めてわたしなにしたいんだろうって考えたら わたしはきっと海外に行きたい。

広い土地で、広い家で、 大きなスーパーで、体に悪そうな食べ物を買って 「これ着色料やばいよ〜」とか言いたい。

「いらっしゃいませ」のあとに あとをつけて紹介される接客じゃなくて 「Just looking~」で済むだけのウィンドウショッピングがしたい。

なんだ、わたし海外行きたいんじゃん。ってなった。

ただここでも、中途半端に 行きたいなあって思ったところに内定が出たから

どこまでも保守派で堅実なわたしは きっとはみ出し者にはなれないから 「ほんとにやりたいことがわかったのでもう全部やめまーす!辞退します!」とかもきっと言えない。

近い将来、何年後とかに 「会社辞めたんで海外でワーホリしてきますわ!」っていう報告がもしできたなら

そんときは「あ、あいつ殻、破ったな」って

どうか褒めてください。

今日はおしまい。